2024年8月14日、名古屋市で他人の電子マネーの決済画面を提示してカメラ1台をだまし取った詐欺の疑いで、埼玉県の会社員が逮捕されました。
逮捕されたのは、林拓摩容疑者です。
いったいどんな人物なのか、調査しました。
【事件概要】名古屋市で他人の電子マネーを不正に利用
東海テレビNEWS ONE
林拓摩容疑者は8月14日、名古屋市の家電量販店で、他人の電子マネーの決済画面を提示してカメラ1台を購入。
詐欺の疑いで、逮捕され、16日に送検されました。
林容疑者はレジで、他人の電子マネー決済画面の「スクリーンショット」を表示。
商品を不正に購入しました。
捜査によると、林容疑者には別の指示役がいたようです。
スクリーンショットされた画面を指示役から受け取り、それを支払い時に見せる手口でなんと1000万円以上の商品をだまし取ったとみられています。
専門家「これは非常に盲点」
通常、電子マネーの決済画面はスクリーンショットが取れないようになっています。
また、制限時間が表示されたりしているため、こうした犯罪は想定されていませんでした。
キャッシュレス決済に詳しい専門家も
もともとスクリーンショットは撮れないよと言われていたので、これは非常に盲点だと思います。スクショ画面のバーコードやQRコードが、誰の端末で何時何分何秒に生成されたものか追っかけるのは、ひょっとしたら不可能なのかもしれないです。特殊詐欺で集めたお金を、なんとかペイの決済の原資として使うと。大掛かりな詐欺と資金洗浄という現実が、実は背後にある可能性があるというのが一番怖いところではありますね
警鐘をならしています。
林拓摩容疑者のプロフィール
東海テレビNEWS ONE
林容疑者は埼玉県在住の会社員ですが、犯行は名古屋で行われました。
この日はお盆期間中とはいえ平日ですから、わざわざこのために名古屋まで出向いたのでしょうか。
捜査の進展が待たれます。
林拓摩容疑者のSNSは?
「林拓摩」で検索を掛けたところ、同姓同名が複数名ヒットしました。顔写真や住所が全く別人のアカウントのみで、本人を特定できるアカウントはありませんでした。
こちらも「林拓摩」で検索を掛けたところ、同姓同名が2名ヒットしました。
しかし全く別人のアカウントのみで、本人を特定できるアカウントはありませんでした。
本名は伏せてアカウントを開設している可能性もあります。
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「林拓摩」で別人のアカウントがヒットし、林容疑者のアカウントは見つかりませんでした。
こちらも本名は伏せて、別のハンドルネームを使っている可能性はあります。
林拓摩容疑者の罪の重さはどれくらい?
今回、林拓摩容疑者は詐欺罪に問われています。
詐欺罪での懲役、罰金の基準は?
アトム法律事務所のHPによると、詐欺罪の罰則は下記のとおりです。
詐欺罪の刑罰(法定刑)は「10年以下の懲役刑」と規定されています(刑法246条)。詐欺罪に罰金刑はありません。
したがって、詐欺罪で起訴されれば、無罪にならない限り、実刑判決か執行猶予付き判決のいずれかが下されます。
供述次第では、大規模な摘発につながる可能性も
今回の犯行は、林容疑者に決済画面のスクリーンショットを送付した指示役が存在します。
数人、もしくはそれ以上のグループが背後にいるという事です。
新たな手口として発覚したこの手口には、専門家も
特殊詐欺で集めたお金を、なんとかペイの決済の原資として使うと。大掛かりな詐欺と資金洗浄という現実が、実は背後にある可能性がある
と危機感を表明しています。
今回の実行役となった林容疑者については
トカゲのしっぽ切りかもしれない
東海テレビNEWS ONEより引用
という意見も出ており、組織から切り捨てられる末端の為、組織の全貌を明らかにするのは難しいという見方もあるようです。
続報が入り次第更新していきます。
ネットの反応
ネット上には怒りや戸惑いの声が溢れました。
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